作品概要
あらすじ ※注意※ 本作には演出上、明確にヒーロー以外とのセックスシーン及び暴力シーンが含まれています。 苦手な方は閲覧をご遠慮ください。 —————————————————– 昂輝と結婚し大切にされることで、やっと過去を捨て前に進めると思っていた愛耶。 しかしそんな幸せな日々もつかの間…。 編集部の編集長だと紹介された男は、忘れもしない、愛耶の人生を地獄に変えた張本人である実の父親だった。 予想だにしなかった再会をきっかけに、再び愛耶は自分の価値を疑い、昂輝に相応しい存在ではないのだと自信をうしなってしまう。 更に追い打ちをかけるように編集長からは愛耶の過去を作品の糧にするよう…
【試し読み】結局私は愛されてセックスがしたかったんだ3 前編








【作品の概要】
あらすじ
※注意※
本作には演出上、明確にヒーロー以外とのセックスシーン及び暴力シーンが含まれています。
苦手な方は閲覧をご遠慮ください。
—————————————————–
昂輝と結婚し大切にされることで、やっと過去を捨て前に進めると思っていた愛耶。
しかしそんな幸せな日々もつかの間…。
編集部の編集長だと紹介された男は、忘れもしない、愛耶の人生を地獄に変えた張本人である実の父親だった。
予想だにしなかった再会をきっかけに、再び愛耶は自分の価値を疑い、昂輝に相応しい存在ではないのだと自信をうしなってしまう。
更に追い打ちをかけるように編集長からは愛耶の過去を作品の糧にするよう昂輝に指示し、
昂輝の担当編集である美晴もまた、その事実を愛耶へ伝えると同時に愛耶が昂輝のキャリアの重荷になるという忠告を告げたのだった。
やはり自分の存在は足枷になるのではないか…
愛耶の中に重たく積もった不安はあっという間に愛耶の正常な考えを濁らせ、結婚前に身体だけの関係だった男からの連絡に半ば自暴自棄に応えてしまうのであった…。
周囲からの言葉と勝手な憶測、様々な要素が絡まり、自分は昂輝の近くに居るには相応しい人間ではないと自分の価値を決めつけてしまっていた愛耶。
こびり付いた不安を蹴散らすように、今回も、そしてこれまでも昂輝は何度でも愛耶を救い、その手を取ってくれた。
そんな昂輝もまた、突然家を出ていった母親や、高校時代に急に学校に来なくなった当時の愛耶のように、再び自分の元から愛する人が前触れも無く去ってしまう不安に怯えていたのだった。
そして愛耶が時折感じていた隠された本音もまた、昂輝が抱く不安から生まれた臆病な一面だった事を知る。
不安に思っていたのは自分だけじゃない…。そう気づいたことでこれまで曇っていた昂輝への気持ちが晴れ、本当に大切な人にどうしたいのか、愛耶自身の”愛し方”に気づいていく。
心の底から、私は昂輝の事を信じ、愛している―――。
そう自覚してからの愛耶は、文字通り心も体も昂輝を求める事が我慢できなくなっていた。
本文:109p
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佐藤愛耶(さとうあいか) 26歳
ある出来事をきっかけに高校を中退、男性不振の中、複数の男性と愛人関係になることで生活していた。
このままではいけないと全ての関係を切っている中で昂輝と再会し、現在に至る。
昂輝に愛される事で幸せを感じているものの過去に男性関係で抱えたトラウマは消えず、更に自分の知らない昂輝の一面を知る美晴の登場に心が揺れている。
熱心に仕事に打ち込む昂輝にとって自分の存在が昂輝の邪魔になってしまっているのではないかと感じることもあり、自身の無い気持ちが言葉に現れてしまう事も…。 -
松河昂輝(まつかわこうき) 25歳
愛耶の1年後輩で、現在は作品が映画化される程の人気小説家。
物腰は柔らかく、大きな和風のお屋敷を小説の舞台の資料として借りて暮らしている。
突然高校を辞めた愛耶を気にかけており、当時交わした約束を糧に小説を書き続けていた。
愛耶の事はこれまでの真っ当とは言えない生活の事も含めて魅力だと感じている。
物腰柔らかく優しい雰囲気だが、愛を伝える事に関しては言葉も行動も情熱的で、何より愛耶を大切に思っている。
担当の美晴とは付き合いが長く、仕事の打ち合わせにも砕けた態度で意見をしあえる間柄。